2004年08月13日

ベルゼブブ

いきなり大物登場で…。バフォメットと同じく、もともとは言葉遊びから派生した悪魔。

【ベルゼブブ(別名:ベルゼブル、ベルゼビュート)】
◆出自◆
『聖書』。「バアル・ゼブル」の言い換え。
◆性格◆
その名の通り蠅の王で、疫病をもたらす。
ミルトンの『失楽園』では、氷の様に冷静な参謀役。
◆容姿◆
コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』でM・L・ブルトンが描いた、羽根に髑髏の絵のついた巨大な蠅の姿が有名。
◆解説◆
元来フェニキアの神「バアル・ゼブル」(天の館の主)であったものが、ソロモン王との混同を嫌ったヘブライ人の手によって「バアル・ゼブブ」(蠅の王)に置き換えられたのが始まり。新約聖書では悪霊の王とされる。
死と疫病のあるじであると同時に、作物を荒らす蠅の害から人間を救う力があるとも言われる。
ミルトンの『失楽園』でのベルゼブブはサタンに次ぐ反逆天使のナンバー2で、その側近にして親友。王者の威厳と賢者の風格を兼ね備えた参謀として書かれている。
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2004年07月22日

バフォメット

政治的な理由で有名になった悪魔。

【バフォメット】
◆出自◆
中世ヨーロッパ
◆性格◆
魔女たちの崇拝を集める悪魔。「サバトの山羊」
◆容姿◆
頭と脚が山羊、人間の女性の体、背中に鳥の翼がある。額に五芒星。(尚、このイメージは19世紀フランスの魔術師エリファス・レヴィが描いた「メンデスのバフォメット」によるものである)
◆解説◆
良く知られている山羊頭の悪魔、それがこのバフォメットである。ただし、出自に関してはかなりあやふやだ。
名前は「マホメット」から転化したという説が有力。キリスト教の敵であるかららしい。
14世紀初頭のフランスに、バフォメットを崇拝したとされた組織があった。それが「聖堂騎士団」だ。異端審問での「バフォメットを崇拝していた」という告白により、組織は異端の罪でフィリップ4世によって潰滅させられた。
だが、これは聖堂騎士団の潤沢な資金と中央集権化を狙った国王側の陰謀だったと言われる。
審問の告白自体も、拷問の上での証言で信ぴょう性に乏しいし、関係者はことごとく処刑されてしまい、真偽は闇の中に葬られている。死人に口無し、というやつだろう。
欲に目がくらんだ人間はこのように悪魔をも道具にしてしまう。バフォメットのせせら笑いが聞こえてきそうだ。
posted by わーむうっど at 20:58| Comment(0) | 悪魔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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