2004年07月29日

ヤム

バアルを書く前にヤムを紹介するハズし具合が、ここ風味かと…。

【ヤム】
◆出自◆
ウガリット神話
◆性格◆
海神(河川の神とも)。強欲で乱暴者。
◆容姿◆

◆解説◆
まずは簡単に、ヤムの出てくる神話の概説をば。

時の初めに地上の支配者を決めるに際し、雨と大気の神バアルと海と河川の神ヤムが名乗りを上げた。結局、大神エルによって王に選ばれたのはヤム。
しかしヤムは王になるやいなや暴虐の限りを尽くし、法外な貢ぎ物を要求しては神々を困らせた。誰もがヤムの力を恐れて戦うことを尻込む中、女神アスタルテが懐柔を試みようと立候補する。アスタルテの美しさに心を奪われたヤムは、彼女を所望し、その話を聞いたバアルはヤムとの戦いを決意する。
力で勝るヤムと戦う為、アスタルテの助言を受けてバアルはコシャル・ハシスという技術神に、遠くから投げ付け、的を外れた場合は自動的に手許に戻る二本の魔法の棍棒(雷光の象徴であるとされる)「駆逐者」と「反撥者」を作らせた。
駆逐者は的を外れたが、反撥者は見事ヤムの体を打ち据え、これを打ち倒すことに成功する。

天の水の神と地の水の神、どちらが地上の覇権を得るかという物語になっているが、シリア・パレスチナにおける季節の移ろいを説明している自然神話でもある。
今回はその前半部分で、雨の力が最大になり、河川をねじ曲げる季節までの部分なのだが、その後、バアルの前には新たな敵、死と渇きの神モトが立ちふさがることになる。
posted by わーむうっど at 22:52| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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