2004年07月23日

ルンペルシュティルツヒェン

こうさぎに口走ってもらいたいので、今日はルンペルシュティルツヒェンについて。

【ルンペルシュティルツヒェン】
◆出典◆
『グリム童話』
◆性格◆
そこそこ親切、やや間抜け。ギブアンドテイクが信条。
◆容姿◆
小人
◆解説◆
グリム童話55番(エーレンベルク稿では42番)に出てくる小人。
粉引きの娘が王様から「部屋いっぱいの藁屑を一晩で黄金に変えろ」という無理難題を押し付けられて泣いているところに現れ、1度目は首飾りと引き換えに、2度目は腕輪と引き換えに、3度目は生まれてくる最初の子供と引き換えに、という条件で藁屑を黄金に変える魔法をかけた。
その後娘は王様と結婚し、最初の子供が生まれる。小人は約束通り報酬を求めて現れるが、妃が必死に懇願するのでやむなく「3日後に現れる時までに、おいらの名前を当てられたら子供は置いて行く」という約束をして去る。
1日目も2日目も妃は小人の名前を当てることが出来なかったが、3日目、猟から戻った王様から聞いた話により小人の名前を知る。
「ルンペルシュティルツヒェン!」と、名前を言い当てられた小人は怒り狂って走り去る(二版以降のグリム童話では、小人は自分で自分の体をまっぷたつに引き裂いてしまう)。
◆補足◆
「名前を知ることはその対象を支配することである」
こういった信仰は普遍的に存在する。ヨーロッパでは妖精や悪魔等は特に、名前を知ることで支配できると考えられていた。
童話や昔話にはこの様に、その社会での暗黙の了解が反映されていることが多々有り、面白い。
posted by わーむうっど at 11:34| Comment(3) | 妖精 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日、こうさぎをつついたら、名前を口走ってくれたので、記念に書き込みに来ました(^^)
小学校上がったころに買ってもらった豪華な装丁のグリム童話に載っていて、子供心にインパクトがあったねぇ。
王様がめついなあ…、と。
Posted by 魔宮 at 2004年07月28日 21:50
>王様がめついなあ…

インパクトはそこですか!(笑)
まぁ、確かに、あんなにがめつい王様と、娘は何故結婚するのか不思議です。あーでも、一応子供の命の恩人…??

第二版以降の「名前を当てられた悔しさに地団駄を踏んだら腰まで地面に埋まったのでますます腹を立て、両手で左足を掴むと自分の体をまっぷたつにひきさいてしまった」っていう死に方が壮絶。短気を起こしちゃいけませんねぇ…。
Posted by わーむうっど at 2004年07月28日 22:54
大好きなグリム童話の一つです。

>「名前を知ることはその対象を支配することである」

これは知りませんでした。
大変興味深いです。
Posted by テンシ at 2006年06月14日 22:10
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