2004年07月06日

棚機津女

明日は七夕。しかし、実は七夕というのは江戸時代まで七月六日から七日にかけての夜だったということは余り知られて無い。
そんなわけで、今日は七夕の行事と、七夕神「棚機津女(タナバタツメ)」について概略を御紹介する。

【棚機津女(別名:織女、機織姫、織姫)】
◆出自◆
日本古来の客神を迎える行事
◆性格◆
技芸・豊作の守護神
◆解説◆
七夕の成り立ちを乱暴を承知でごく簡単に言えば「日本古来の、水場で客神を迎える処女+中国の牽牛・織女伝説+中国の乞巧奠(きっこうてん)の行事」となる。
中国の伝説中の織女星(琴座のベガ)と習合しているが、棚機津女は盆に入る前、祖霊や客神(まれびと)を迎えるため水場で機を織りつつ待つ処女が神格化したもので、我が国古来の存在。水場なのは穢れを払う意味が有り、機織りをするのは織り上がった布を祖先に捧げる儀礼があったからだと言われる。
「牽牛・織女」が天の川を挟んで相対するという伝説は中国のもので、『詩経』にも見られる。それが恋人同士とされるようになったのは後漢時代(二世紀)、一年に一度出会うとされたのは六朝時代(三世紀)からという。
一方、中国には旧暦七月七日に女子が手先が器用になるよう願いをかける「乞巧奠」という行事もあった。
「牽牛・織女」伝説と「乞巧奠」行事が奈良時代に日本に伝わり、乞巧奠の名称で宮中にて盛んに行われるようになる。
今の形で庶民の間に浸透したのは江戸時代に入ってから。
◆補足◆
御利益は機織り、裁縫、書道をはじめ、習い事全般の上達。また、五穀豊穣、疫病除け、虫除けなど。
それから七夕に顔を水で七回洗うと美しくなるという伝承も有る。試してみてはいかがだろうか。
posted by わーむうっど at 22:22| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。