2004年06月27日

オシラ様

今日は一日の生活の中で「養蚕」の話題が出たので、養蚕の神「オシラサマ」について書く。

【オシラ様(別名:オコナイ様、オシンメ様、カバカワ様、等)】
◆出自◆
東北地方中心に広く民間信仰、柳田国男『遠野物語』
◆性格◆
蚕神、家の神、農神、福神
◆容姿◆
長さ30センチ程の桑の木に男女(姫や僧侶の場合も)、或いは馬の顔を彫りつけ(或いは墨書き)、オセンダクという布を幾重にも巻き付けた人形
◆物語◆
ある長者の家で飼われていた名馬がその家の姫(観音の申し子とされる)に恋をする。長者は怒ってその馬の首を切り、皮を河原にさらした。3/16に姫がこれを供養しに行くと、皮はクルクルと姫の身体に巻き付き、姫はそのまま昇天した。
翌年の3/16、空から白い虫と黒い虫が降ってきて桑の木に止まり桑の葉を食べた。白い虫は姫に、黒い虫は馬に似ていた。
長者はこの虫から糸を取ってさらに富みを築いたという。これが養蚕の起源とされる。
似たような話は中国の古書『捜神記』『太古蚕馬記』にも見られる。
◆補足◆
オシラ様の祭日は「オシラアソビ(オシラアソバセとも)」といい、1月、3月、9月の16日がこれにあたる。
蚕神は女神であるという信仰が根底にあり、オシラ様の祭祀はもともとその家の家刀自(主婦)がとりしきってきた。
現在はイタコが春・秋2回の祭日に「オシラ祭文」を唱えながら両手に持ったオシラ様を空中で踊らせるような仕種をする。それが終わると、村や家々の吉凶が占われる。
posted by わーむうっど at 23:45| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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