2004年06月27日

ミトラス

一番初めに何を書こうかと悩んだ末、「タロットカード」の1番目に当たる「魔術師(マジシャン)」を考えてみた。
「マジシャン」の語源「マゴス(Magus)」(複数形はマギMagi)は古代ペルシャの神「ミトラス」に仕える司祭のことである。
というわけで、「ミトラス」について書くことにする。

【ミトラス(別名:ミスラ、ミトラ)】
◆出自◆ゾロアスター教『アヴェスター』、ミトラス教、『ヴェーダ』
◆性格◆
太陽神・契約神・戦神・牧畜神・使者の裁判官
◆容姿◆白い布や鎧を身につけ、赤いマントを羽織った若者の姿。マントの裏地は濃紺で、星々が縫い取られている。
または、弓矢を背負い、フリュギア帽(円錐状の長烏帽子)を頭に乗せた姿。
◆神話◆
アフラ・マズダとアーリマンの戦いによって死滅した世界に現れ「聖牛の供儀」を行い、世界を再生させた。これにより、天上の王権をアフラ・マズダより引き継ぎ、主神となった。
◆成立◆
元来はイランで信仰されていた太陽神・契約神・戦神。
インドでは契約と友愛の神「ミトラ」として『ヴェーダ』文献に登場する。
現存する世界最古の教団宗教「ゾロアスター教(拝火教)」が出現した際、他の多くの地方神とともに神話体系が整理され、「ミスラ」という名で牧畜神・契約神・死者の裁判官として善の神アフラ・マズダの下に編入される。
紀元前1世紀頃にはギリシャの太陽神ヘリオスと習合し、「ミトラス教」が成立し、主神となる。のちにミトラス教はキリスト教とともに世界を二分する宗教になる。
ミトラス教は男性のみの宗教で、ローマ帝国の兵士達に盛んに信仰される。7つの位階が有り、下から順に「大鴉」「花嫁」「兵士」「獅子」「ペルシャ人」「太陽の使者」「父」と呼ばれる。
◆補足◆
現在キリスト生誕の日とされる12月25日は、もともとはミトラス教における太陽神ミトラス復活の為の冬至の大祭である。
仏教では弥勒菩薩(マイトレーヤ)と呼ばれる。
posted by わーむうっど at 00:54| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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