2004年09月14日

フェニックス

日本では「不死鳥」と訳されるが、厳密に言えば「転生鳥」ではないかと思う。

【フェニックス】
◆出自・出典◆
ギリシャ、ヘロドトス『歴史』、プリニウス『博物誌』など
◆性格◆
死と再生の象徴。魂の不滅性の象徴。
◆容姿◆
大きさと形は鷲に似る。羽毛はおおむね真紅(体は紫とも)。頸のまわりに金色の冠毛があり、尾は青と薔薇色。頭に羽毛のトサカが有る。
◆解説◆
語源はギリシャ語の「phoinix=ポイニクス」で「華麗な色」「ヤシの木」の両義。
生態については諸説有る。寿命は500年から12594年まで様々だが、広く知られているのは500年の説である。オウィディウスによれば、香木の樹脂やミョウガの汁を食べ、寿命が尽きる時、ヤシの木の最も高い枝にカシアの樹皮・甘松(ナルド)・肉桂の枝・没薬(ミルラ)などで巣を作り、芳香に包まれて死ぬという。
復活についても、現在良く知られているのは死んだ灰の中から新しく生まれ変わるというものだが、初期のヘロドトスの記述では親鳥が死ぬ前に雛鳥が生まれている。紀元1世紀頃になると親鳥の死骸に虫が湧き、その虫が成長してフェニックスになるという説が出てくる。時代が下るにつれ、より転生らしい方向へと変化したようだ。
フェニックスのモデルはエジプト神話のベヌウ(ベンヌとも)だとされている。
◆補足◆
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』では20の軍団を従える地獄の大侯爵として紹介されている。
錬金術においては「完全な変成」を象徴する。
posted by わーむうっど at 01:58| Comment(0) | 幻獣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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