2004年08月01日

桂男

今宵は満月。この廃園では、満月の夜は月に関する何かを紹介して行く予定です。というわけで、今日は桂男について。

【桂男】
◆出自◆
インド→中国→日本
◆性格◆
月の桂の木を伐る。月を見つめる者の寿命を縮ませる。
◆解説◆
桂男は月の兎同様、インドの説話に登場する。それが中国を経て日本に伝わったと見られている。
中国の伝承によると、月には月宮殿という立派な宮殿が有り、高さ約1、500mもの桂の木が生えているとされる。この桂の木を伐っているのが桂男である。
日本に伝わった伝承では、桂男は月を長時間見つめ続ける者を手を出して招く。招かれたものは寿命を縮ませてしまう。
◆補足◆
月を見ることをタブーとする民族は多い。イヌイットの言い伝えでは、娘が月を見ると妊娠するから見てはいけないとする。アイスランドでも、妊婦が月光を浴びて寝ると子供が精神障害になると言われる。
日本でも、有名な『竹取物語』において、月を見て泣くかぐや姫は「月を見るのは不吉だからやめなさい」とたしなめられており、月を見るタブーが存在したことが伺える。
「(前略)かぐや姫、月のおもしろうゐでたるを見て、つねよりも、物おもひたるさまなり。ある人の、「月のかほ見ることはいむこと」と制しけれども、ともすれば、ひとりまほにも、月を見てはいみじく泣き給ふ。」(『竹取物語』より)
posted by わーむうっど at 21:34| Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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